AIを活用した組織開発の活用実績(国内・海外)をご紹介します。

NOKIA(海外)

[導入背景]

2002年、フィンランドの携帯キャリアであるノキアは、10年間前に設定した全社の基本理念である「NOKIA VALUE」の見直しを全世界規模で行おうとしていた。しかし、対象範囲の規模を考慮すると従来の社内研修による展開、価値観共有は効果的でないと考え、新たな方法を模索していた。そんな中、検討チームの一員が持ち込んできたAIを活用した手法に、組織開発・戦略企画チームと副社長が賛意を示し、展開に着手した。

[取組み概要]

ノキアのAIを活用とした基本理念の見直しは、2002年9月から2003年4月にかけて、対象を拡大しながら3段階に分けて展開された。

1.問題提起・アプローチの検討(2002年9月〜10月)
検討委員会を設置し、副社長、執行役員、人事部門を対象としてNOKIA VALUEを体現していると考えられる社員の情熱、責任、行動力を活性化させる成功体験談を全社的に収集した。

2.コアメンバー育成のためのAIワークショップの実施(2002年11月)
AIの全社展開を図る前に、世界各国の支社から組織横断的にプロジェクトメンバーを20名選抜し、執行役員が中心となってAIワークショップを実施した。AIワークショップの中で今後の活動の核となるコアメンバーを育成すると共に方向性、活動内容の理解・共有を図った。
2日間のワークショップではAIと4−D(Discover、Dream、Design、Destiny)の理解と課題の明確化、コアメンバーへのリーダーシップ研修を行った。ワークショップの後、各メンバーはそれぞれ1〜15名の社員にインタビューを行い成功体験談を収集、AI展開に向けたポスターの作成を行った。

3.グローバル展開(2003年4月)
コアメンバーへのAIワークショップを経てチームワークを重要視するAI手法は革新的な組織風土を保つには最適だとの確信を持ち、全社規模でのAI手法を用いたNOKIA VALUEの見直しに着手した。コアメンバーに加え、社内の多様性を反映した200名を召集し大規模なワークショップを行った。
約4日間のAIワークショップではAIの基本的な考え方である4−Dサイクルを確認した。ワークショップ後は18のプロジェクトチームを立ち上げ、基本理念について時代に合わせた抜本的な見直しを行い、結果は執行役員会へと報告された。執行役員の承認を経た新たな基本理念は、全社で共有されることとなった。

[成果]

従来のコミュニケーション手法ではなく、チームワークを重視するAI手法を活用したことにより社員の当事者意識と帰属意識が高まり、新たな基本理念はスムーズに浸透した。
また、AIの考え方が社内文化の一部として織り込まれ、ワークショップ、会議、日常業務でもAIを意識した言動・行動が見られるようになり、以前に比べ前向きな議論が活発に行われ、社内が活性化され会社としても成長も伸びた。

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